「産地の魅力を届けてもらっています。」
島根県 株式会社SOL JAPAN
田中真一様
GOT Japan 竹田社長とは2018年に展示会で出逢い、4年が経ちます。
当時、当社はこれから輸出に取り組もうとする後発の、地方の魚屋でした。右も左もわからない当社を、一地方の業者としてではなく、初めから親身にパートナーとして考え、水産物の供給のみならず、産地の資源発掘、産地の育成にも尽力いただきました。そのおかげで、この4年間、島根からの水産物はGOT Japanを通して世界各国へお届けすることができています。
各産地の天然魚を調達する各パートナーがその地域の旬を、凝らした目利きでGOT Japanと情報共有し市場便を活用し豊洲に集めます。産地から翌日には(当地域は)お届けできるため「産直」を謳えており、かつ到着も中間業者を通さないため「最速」で届けられます。
それが最大の「価値」と言えます。
また、産地で水揚げ直後の鮮魚を適切な処置をして送る事も、仕入れをされるお客様にとっても非常に大きなメリットになります。
魚介類は水揚げ直後から、24時間後のK値は倍に上がります。(2%台のK値が24時間後は7%台に上昇*参考)よって、その処置による鮮度劣化の鈍化は産地でしかできません。
商売は物と金銭の交換で成り立つ一方、互いの信頼関係が最も大切であるという考え方も共有できており、そんな安心感が顧客への製品の品質、それに伴う満足に繋がると考えます。
生産者、販売者、消費者(加工者)の三方良しはコミュニケーション(情報共有)のしやすさ、すなわちGOT Japanの組織風土と考え、当方として、それがGOT Japanの最大の魅力だと考えます。
地方の水産業にとって今必要なのは付加価値の創造、価値向上、販路拡大です。
他産地との価格比較、また魚は多く獲れると値が下がり、特定の魚種以外は基本価格競争となります。
それは消費者視点で考えると短期的にメリットはありますが、長期的に見ると大きなデメリットになります。また、生産者視点で見ると、希望(やりがい)が見えにくい状況でもあります。
価格はもちろん、一つの基準としてはとても大事ですが、GOT Japanは販売先に産地のメリットを伝え(付加価値向上)、価格重視ではなく(価値向上)、品質重視、産地重視の視点でその販路を拡大されています。 産地に希望が持てる。私たちにとって希望を感じるとても大切なパートナーです。