愛媛県宇和島市 秀長水産
~外洋の恵みと技術で育てる、高品質な養殖魚~
1974年創業の秀長養殖場は、愛媛県の外洋に位置する自然豊かな環境を活かし、真鯛・ハマチ・ヒラメ・すずき・さば・アジ・シマアジといった多様な魚種を養殖する老舗の生産者です。現在は関東や関西を中心に国内各地へ出荷しており、近年は海外輸出にも力を入れ始めています。

育成環境とこだわり
秀長養殖場では、潮通しの良い外洋に面した場所で魚を育てており、ストレスの少ない健康的な環境が整っています。飼育に使用される設備は外洋の厳しい条件にも耐える堅牢な設計で、日々の管理は大型の餌船を使って行われています。
魚の餌にもこだわりがあり、高脂質(25〜30%)に対応したハイスペックなEP(押出成形飼料)と生魚を混ぜたペレットを使用。通常よりも多く、かつ魚に無理のない範囲で餌を与えることで、身にしっかりと脂がのった高品質な魚を育てています。アメリカ市場向けには、2kg以上のフィレが取れるよう、6kg以上に育ったぶりの出荷にも対応しています。

品質管理と冷凍技術
秀長養殖場の魚は、出荷前に活じめ・血抜きを徹底し、魚体温を素早く下げた後にCO処理(ガス打ち)を行います。この処理により、身色を美しく保ちながら鮮度と品質を安定させることができます。その後、一晩かけてガスと身の反応を見極めてからフィレ加工を行い、品質が安定した状態で凍結工程へと進みます。
冷凍には、エアブラストと熱交換プレートを組み合わせた「コンタクトフリージング方式」を採用。約45分で芯温まで冷やすことができ、ドリップを抑えた高品質な冷凍が可能です。
包装と衛生対策
パッケージには酸素透過率の低い厚手フィルムを使用し、真空の状態を長期間維持。ラップには給水紙を巻くことで、ドリップ吸収とピンホール対策も施されています。アニサキスのリスクも極めて低く、冷凍処理によって輸出基準にも適合する衛生状態が保たれています。

味覚に訴える本物の一品
ハマチ
繊細な食感と濃厚な旨みの絶妙なバランスで高く評価されています。
適度に脂がのったその身は、上品な甘みと深い旨みを引き出し、一口ごとにその魅力が広がります。
とろけるような柔らかさは刺身に最適であり、焼き物や照り焼きではコクのある味わいが際立ちます。
生食・加熱調理を問わず、常に高級感と満足感を提供できます。
日本が誇る代表的な海の幸 ― ハマチの魅力を、ぜひ貴社のお客様にもお届けください。

真鯛
上品な甘みと旨みが織りなす澄んだ味わいで、広く高い評価を受けています。
しっとりとした身質にはほどよい弾力があり、噛むほどに繊細な旨みが口いっぱいに広がります。
刺身では清らかな風味と滑らかな口当たりが引き立ち、焼き物や蒸し物では香ばしさと旨みが調和し、一層深い味わいが楽しめます。
どの調理法でも品格ある美味しさを保ち、幅広い料理でその真価を発揮します。
和食文化を象徴する高級魚 ― 真鯛の魅力を、ぜひ貴社のお客様にもご堪能いただきたいと願っております。